神様のメモ帳9

神様のメモ帳 (9) (電撃文庫) 文庫 – 2014/9/10
杉井 光 (著), 岸田 メル (イラスト)
これも8巻まで読んで止まってて(刊行自体の間も空いてたってのはありますが)
最後までちゃんと読めて良かったなぁと。
あとがきを読めば分かりますが本作はエピローグ部分は先に完成していたらしく
そこにどう持っていくか、という事件の作りになっています。
鳴海とアリスの別れ、そして再会を描くための最終巻ってわけですね。
本編中も今まで以上に
二人の間の深い絆を覗える描写が多数です。
まあ現実時間では1巻から完結まで8年も経っているので
そのくらいはしてもらわないと読んでても…ってなりますし。
(個人的にはそこから更に3年経ってようやく読んだわけですが)
これもあとがきで述べられていますが
最後の再会のシーンだけ鳴海の携帯がスマホになってるんですよ。
時代はゆっくりと、しかし確実に変化しているのだなぁと痛感させられるシーンでした。
僕にとっても思い入れも少なくない作品だったので
最後まで読めた、そのことが何より嬉しかったなと。
そう思えた1冊でした。
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