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レイヤード・サマー

レイヤード・サマー (電撃文庫)レイヤード・サマー (電撃文庫)
(2011/01/06)
上月司

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『れでぃ×ばと!』でお馴染み、
いけぬこのスペランカーことこーづきさんの新作ですね。
アニメ化されたれでぃばとがヒロインのバーゲンセール状態の
ハーレムラブコメだったのに対して
本作はガラリと作風が変わっています。
各所を見てみると、デビュー作『カレとカノジョと召喚魔法』
どちらかというと近いらしいです。
僕はこちらを読んでないので何とも言えませんが。

序盤は青春ラブコメかな?と思っていたら
口絵からも分かるようにボーイ・ミーツ・ガールになり
その後一転して猟奇SFへと変化していきます。
さらにそれぞれが複雑に絡み合い、
最終的にはそれらが全て混ざり合ってきます。
ただしかなり設定は練り上げてリリースした、という感じはしますね。

SF要素、具体的には時間移動が物語の主軸に大きく絡んでくるわけですが
決してそれだけで構成されているわけではなく、あくまで物語の一要素となっているだけ。
れでぃばととは対称的に、本作は主要登場人物5人で回していますが
それぞれがかなりキャラが立っていて、物語を進める上で意味のある存在になっています。
特に野々子さんが最高です。ヤンデレ要素のある、というか
かなり主人公への依存体質なんですが。
いや、これは久々に良いヒロイン。
一方で主人公のどことなく煮え切らない描き方には
どことなくこーづきさんらしさを感じられますね。最後にやるときはやるんですけど。
途中で盛大に死亡フラグを立てたときにはどうなることかと思いましたが。

基本的には単刊で成立しているのですが
まだ回収しきれていない伏線も残っているようで。
続刊も出せないことはないでしょうが
1冊で奇麗にまとめてしまっているので
これ以上のクオリティで作れるかというとどうかな、というと
微妙なところなのではなかろうかと。


読み解くのにかなり頭を使います。でもあえて解説とかは書きませんが。
トータルとして読んでみると
SFとして、というよりもやはりボーイ・ミーツ・ガールなのでしょうか。
そうするとあんなに秀逸だった野々子さんですらサブヒロインになってしまうのでしょうか?
往々にして幼馴染なんて報われないのが常なんですが。
でもまあ、とにかく良くできていると思います。
新作で久々に『良いモノ』に出会えたかな、と。
そんなに売れてはいませんけどね。もったいない。
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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

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