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階段途中のビッグ・ノイズ

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)
(2010/05)
越谷 オサム

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ふと見た某お昼の情報番組で紹介されていたのが気になりまして。
書店員のお薦めする青春小説、でバンド物ならハズレは無いだろうに、と。

まあ、及第点といったところでしょうか。
さすがにストーリーや文章が破綻することもなく
しっかり書けているので安心して読めます。
こういうジャンルが好きな人は普通に楽しめると思います。

ただ、それ以上のワンパンチが足りないとも言えます。
クライマックスシーンの盛り上げ方は見事でしたが
そこに行き着くまでの過程が若干ダレるんですね。ワンパターンなんですよ。
逆に言えば最後の最後で切り札が効いてくるんですけど。


バンド物青春小説、ってことでどうしたってさよならピアノソナタと比較をしてしまいます。
こちらが音楽と絡め、作品全体がボーイ・ミーツ・ガールで彩っているのに対して
本作の恋愛模様はどうしても取って付けた感が否めません。
もうひとつ、本作でもバンドの気持ち良さっていうのは確かに表現されていますが
あのカシミールの衝撃は越えられません。

アレを読んだときのような脳を直接ブン殴られた様な衝撃が感じられないのが残念ですね。



基本的には教師に抑えつけられながらも
それに対抗して音楽に気持ちをぶつける高校生たち、という構図ですが
その描写は確かに読んでいて気持ちいいです。
まさしくパンク精神なんですよね。
一般文芸なので萌えやらボーイ・ミーツ・ガールしたりやら
その他いつものラノベ読むノリは確かに必要ないですが
これらが無いとどうにも物足りなくも感じるのは僕の頭が最早手遅れレベルのラノベ脳だからでしょうか。
まあパンクとボーイ・ミーツ・ガールは簡単には相容れないとも思います。
だから無理にそうしなかった(そもそもそうするつもりはハナからなかったかもしれませんが)のは
正解なんでしょうけど。


いずれにしても自信を持ってお薦めはしませんが
悪くは無いと思いますよ。
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